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山のいぶき通信 2023年初夏

 

 


コラボな関係❸

阿蘇健康農園

(熊本県南阿蘇村)


 

大阿蘇の生産者同士のコラボで
人気の〝飲むヨーグルト〟に
いちご味バージョンが誕生!

 

 

 今回のコラボレーションは、「考えるいちごプロジェクト」の一環として実現しました。このプロジェクトは、熊本県南阿蘇村の8軒のいちご農家が、地域特産品であるいちごを軸に観光事業の発展を目指すものです。商品開発やイベントの開催を通じて、いちごと地域の魅力を発信しています。

 新商品は、飲むヨーグルトとして長年好評をいただいている「山吹色のジャージーヨーグルト」に、阿蘇健康農園さんの完熟いちごピューレを贅沢に加えたもの。ジャージーヨーグルトに味をプラスした商品は、これが初の試みとなります。試作段階では、ジャムなども加えた数種類を試しましたが、最終的には果肉がごろごろと入ったこのピューレタイプに落ち着きました。阿蘇健康農園の原田大介さんも「濃厚でドロっとしたジャージーヨーグルトの存在感に負けないように、ゴロっ、ドロっとしたいちごのピューレを提案しました。どこにもない、飲むというより、食べるヨーグルトになっていると思います」と、その出来栄えに満足してくれています。 直売所や通販サイトで販売していますので、ぜひ試してみてください。

阿蘇健康農園の原田大介さん(写真左)

 

巨大なハウスの中でいちごが栽培されています

 

いちごピューレを贅沢に入れています

■阿蘇健康農園 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5542-1

https://aso.farm/

 


草刈りはとても大切な仕事なのです


 

 5〜6月はとても忙しい時期です。5月には一番草の収穫、田植え、6月には二番草の収穫を行なわなくてはいけないからです。髙村武志牧場では、約16ヘクタール(東京ドーム4個弱)の草原で飼料用の牧草を育てていますが、6月は梅雨の晴れ間を逃さないようにして、一気に刈り取り作業を行います。

小国でも鳥獣被害は深刻な問題です

牧草は刈り取った後、十分に乾燥させてから機械でロール状にします

地域の高齢化、過疎化が進む中、草刈りの機械化も重要なテーマです

 

 こうした畑や畦畔の草刈り作業は、牛の飼料を確保するという目的はもちろんですが、それ以外にも地域の景観を守る、イノシシや鹿などによる鳥獣被害から牧草や作物を守るという目的もあります。草を刈らずに放置しておくと畑全体が山林化し、イノシシや鹿などの格好の住処となってしまいます。特に鹿は新芽が好きなので、増えてしまうと牧草を食べてしまい、飼料の確保という意味からも被害が大きくなります。梅雨時期の畦畔の草刈りは大変ですが、とても重要な作業なのです。

畑仕事をしているとよく出くわします。人にも慣れてしまっています

 

  小国でもご多聞にもれず、鳥獣被害が拡大しています。こうした草刈りや電柵等による防除の他にも、意図的に餌場を作ることで耕作地への侵入を減らしたり、猟師さんを育成したり、最先端の捕獲の方法を取り入れたり、地域全体で取り組むべき課題も多くあります。山間地域の暮らしを守っていく意味でも、これは重要な課題です。

スマホで遠隔操作できる最新のわな。こうした取り組みも必要になってきます

 

 


直売所から


牧連日、ソフトクリームを求める
お客様の笑顔であふれています!

 

 山吹色のジャージー牛乳のソフトクリームは、年間を通じてご愛顧いただいていますが、やはり本番は夏。「おいし〜い」「濃厚っ!」というような会話とともに、お客様の笑顔に触れると、こちらも嬉しくなります。 〝1日頑張ったご褒美〟にと、農作業の帰りに直売所に立ち寄ってくださる高齢のご夫婦もいらっしゃいます。

 


自社農場から


今年も無事に田植えが終了。
こだわりの農法で稲が育ってます

 山のいぶきの田んぼは7反(70a)。今年も、無事に田植えが終わりました。父のこだわりの農法で育つ米(あきげしき)は、冷めても美味しく、味が濃いと評判です。秋には「やまたけ」で新米を召し上がっていただけます。

 

 


小国郷の人たち❸

時さん自然恵(ジビエ)

時松 隆二さん(写真左)



あいのちを大切に〝おいしく〟いただく。
そのためのお手伝いこそが、
自分がやるべきことと確信

 


 同級生シリーズ第二弾! 小国で初となるジビエの処理・加工場を始めた 時松くんをご紹介します。

 長年、関西で和食の料理人としてキャリアを積んでいた同級生の時松くんが小国に帰ってきて、ジビエの食肉加工施設をオープンしました。小さい頃からお父さんの手伝いで、猟や解体を経験。大人になってからは自らも狩猟免許を取って山に入り、仕留めた獲物をさばいてきました。


猟犬を連れて狩猟に向かう時松さん

 

新設された食肉加工施設

 ジビエの肉を美味しく食べるには仕留め方と処理が肝心。その両方を熟知しています

 

 「鳥獣被害が深刻になる中、イノシシやシカの命を無駄にすることなく、おいしくいただくことの大切さを痛感。ジビエは、仕留め方と解体の技術で大きく味が変わります。食肉を使う側の料理人としての技術と、猟師としての経験の両方を持っている自分がやるべきことはこれだと覚醒したわけです(笑)」と話す時松くん。

 故郷・小国で第二の人生をスタートさせたその決断に拍手を送りたいし、これまでの経験を地域貢献に生かしたいという思いにも頭が下がります。臭みのない、おいしいジビエ肉を提供してくれるので、ぜひ問い合せてみてください。

 

加工した肉は、飲食店や物産館に卸したりするほか、直売も行なっています

 

■時さん自然恵 熊本県阿蘇郡小国町上田4969-3 tel.090-4308-9142

2023-06-29 10:26:00

山のいぶき通信 2023年初春

 

 


コラボな関係❷

吉次園

(熊本県熊本市)


 

大人気の観光農園&カフェ。
映えるフルーツソフトに混じって
ジャージー牛乳ソフトも健闘中!

 

 

 週末ともなると、長蛇の列ができる人気のスポットです。ベースは観光農園ですが、インスタ映えするソフトが楽しめるカフェや直売所を併設しているほか、昨年秋にはプリン専門店をオープンするなど、多角的な展開をされています。

 このソフトクリームに、山吹色のジャージー牛乳ソフトを使っていただいているのです。ワッフルコーンを自社で手焼きするほどのこだわり商品で、旬のフルーツが贅沢にトッピングされたソフトは大人気となっています。

吉次園の前田正明さん

 

ジャージーミルク(写真左)と生いちごソフト(写真右)

 

 現社長の前田正明さんのおじいさんがみかん園を開墾され、お父さんが観光農園としての基礎を築かれたそうです。そして3代目の前田さんが直売所やカフェ、プリン専門店などを次々と展開。とにかく、幅広い年代の方においしいフルーツを楽しんでもらいたいという思いが強い方です。

 子ども連れの家族には観光農園で、若い人たちにはスイーツで、高齢の方には直売所で、それを体感してもらうという戦略的な経営はとても勉強になっています。

 今の時期はいちごが最盛期ですが、これからぶどう、りんご、みかんなどがリレー式に楽しめます。旬のくだもののおいしさを、体感しに訪ねてみてください。

直売所とカフェを備えた吉次園

 

広大な観光農園内。園全体では5ヘクタールを管理し、いちごやりんご、みかん、ぶどうなどを栽培されています

 

もちろん生のいちごも購入可能

 

昨年11月にオープンしたばかりのプリンのテイクアウト専門店「熊本プリン」。5種類のオリジナルプリンを販売

 

熊本プリンには、いちごやみかん、りんごなど、自社のフルーツをふんだんに使用しており、大人気

■吉次園 熊本県熊本市北区植木町木留556-1 tel.096-273-2544

http://www.kichijien.jp/

 

今年も野焼きの季節がやってきました

 

 例年、3月上旬〜中旬になると地域住民総出で野焼きを行います。

 野焼きを行うことにより、焼かれた古い草が肥料となり、新しく芽吹く草の栄養となります。また害虫駆除の役割にもなります。

 野焼きを行わないと、時間が経つにつれて荒れ果て、草原が森林化していきます。それを阻止し、草原、農耕地として維持していくためにも大切な作業です。

草原や農耕地を 維持していく上でも 欠かせない作業です


 一方で、課題もあります。地域住民の高齢化です。野焼きを安全に継続するためにも、防火帯の整備と機械化が急務となっています。

 防火帯(輪地)とは、野焼きの際に飛び火などで隣接する森林等への延焼を防ぐための帯状の区画のこと。重機で防火帯に道を入れ、機械を導入して、重労働だった「輪地切り」「輪地焼き」の作業効率化を進めています。

 野焼き当日は、地形を熟知したベテラン年代で構成される火入れ部隊と、整備した防火帯を活用して延焼を防ぐ中年消火部隊。最終手段の体力自慢の若手ジェット部隊に別れて作業を行います。

 高齢化、労働力不足、荒地化は免れぬ中、地域で知恵を出し合い、先ずは安全第一、そして関わる作業の効率化を進め、野焼きなどをいつまでも継続できる地域を目指したいものです。

重機で防火帯に道を入れていきます。機械化も重要なテーマです

 


牧場から


牧生まれたばかりの子牛です。
元気に育ってくれと願う毎日です。

 

 日本の酪農は厳しい状態が続いています。飼料の価格は高止まりし、需要が減少する中、「乳牛を食肉処理すれば補助金」などのニュースも聞こえてきます。そんな状況でも、日々子牛たちが生まれています。子牛たちには罪はなく、彼女らを元気に育てあげられるよう、頑張らなければと思う日々です。

 


自社農場から


収穫した自然薯は
天日干しした後、保管します

 年明けから始めた自然薯の収穫も、やっと終了しました。その数、なんと3000本!

 雨が少なかったので細めの生育で心配しましたが、無事に「やまたけ」で提供する1年分の自然薯を収穫することできました。

 

 


小国郷の人たち❷

洋食屋三代目 吉井商店

吉井貴治さん(写真右)



あか牛100%のハンバーグとオムライス、
そしてデミグラスソースが絶品!

 


 このコーナーの第2弾は、小国町の道の駅ゆうステーションの前で、洋食屋を営んでいる吉井ちゃん。私の中学時代の同級生です。

 同級生だということはさておいて、掛け値なしにおいしいので、ぜひオススメしたいお店です。

 名物はとろとろの卵がのったオムライスと、あか牛100%のハンバーグ。これにかかるデミグラスソースがまた絶品で、オムライスとハンバーグの両方が楽しめる贅沢な一皿もあります。

 わが家は、何か特別な日にはここで食事をするのが定番で、いまでは大きくなった娘も小さい頃からずいぶんお世話になりました。

看板メニューのあか牛のハンバーグ

 

落ち着いた雰囲気の店内

 

  一方、吉井ちゃんが「掛け値なしで、おいしいから使っている」と言ってくれているのが「山吹色のプレーンヨーグルトざらめ」。デザートメニューですが、なんと市販の容器のままの提供です。なんだかこのあたりにも同級生の愛を感じます(笑)。

「手をかけすぎると、ヨーグルトに申し訳ない」なんて言っていますが、生クリームがトッピングされるだけで随分立派になるもんだなと感心しきりです。

デザートにプレーンヨーグルトのざらめを使ってもらってます。

 

娘も小さい頃からお世話になりました

 

■洋食屋 三代目 吉井商店 熊本県阿蘇郡小国町宮原1760-3 tel.0967-46-3486 休・月曜

2023-04-10 18:25:04

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山のいぶき通信 2022年初冬

 

「クリーム和え」をご存知ですか?
小国の素朴なソウルフードです。

 

 私が住む小国では、人が集まる席でよく作られるスイーツです。

 他の地域でも「フルーツクリーム」といった名前で、給食に出されていたりもするようです。生クリームを使ったレシピもありますが、わが町の「クリーム和え」は牛乳と砂糖と小麦だけで作る素朴なもの。でも、これがたまらなくおいしい。もちろん、普通の牛乳でも作れますが、ジャージー牛乳を使うとコクが格段にアップします。

 今回は、高村家秘伝のレシピを母親に公開してもらいましたので、ぜひ試してみてください。酒宴の後のデザートにも最高です。

私の大好物です。 人が集まる席には欠かせない一品です。
ぜひ、作ってみてください。 できれば「山吹色のジャージー牛乳」で。(笑)


■材料
牛乳 1000ml
小麦粉 70g
砂糖 200g
季節のくだもの 適量


■作り方
1、小麦粉に少しずつ牛乳を加え、ダマにならないようにかき混ぜる。
2、①を鍋に移して砂糖を加えて火にかけ、とろみがつくまでまぜながら弱火で加熱する。
3、とろみが出たら火を止め、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
4、③と季節のくだものを和えれば完成。子どものおやつや食後のデザートにどうぞ。
 

 
 

牧場から


牧場は出産ラッシュ。
秋は牧草の種まきで忙しい日々。

 

 10月は出産ラッシュで、多くの子牛が生まれました。生命の誕生に立ちあう機会が増え、おのずと「いのち」について考えさせられる毎日です。

 また、秋は牧草地を耕し、来年の牧草の種をまく時期でもあります。寒くなる前に終わらせなければならない作業で、夜中にライトを付けてトラクターに乗ることもしばしばです。

 10月に生まれた子牛。口に指をやると、チュウチュウと音を立てて吸い付きます。思わず、顔がほころぶ瞬間です

 トラクターで耕し、牧草の種を撒いていきます




 


自社農場から


いよいよ年明けから
自然薯の収穫が始まります。

 5月の連休中に植えつけた自然薯も順調に育ち、蔓も生い茂っています。たくさん実ったムカゴは、自然薯料理「やまたけ」でムカゴごはんとして登場します。

 自然薯の収穫は、年明けを予定。2023年も、皆様においしい自然薯料理を楽しんでいただけそうです。ご来店を心より、お待ちしております。

蔓の下には自然薯が大きく育っています

繁茂した自然薯の蔓には、たくさんのムカゴが実っています

 


コラボな関係❶

桜野園

(熊本県水俣市)



無農薬、無化学肥料栽培の紅茶と
山吹色のジャージー牛乳の
コラボで生まれた絶品ソフト

 


 熊本県水俣市のお茶農家、「桜野園」の松本和也さんとは、ナチュラルショップ「ルーツ・ピュアリィ」(※)のイベントで知り合いました。

 4代目となる和也さんの代で農薬、化学肥料を使わない栽培方法に取り組み始め、現在では管理する2・5ヘクタールの茶畑すべてでこれを実践されています。

 さらに、このうちの8割近くは、有機肥料すら与えない無農薬・無肥料の自然栽培だといいますから、そのこだわりは筋金入りです。

 また、環境負荷への意識も高く、農作業に使う乗用の摘採機などにもバイオディーゼル燃料を使うという徹底ぶりです。エネルギッシュで熱い、私が尊敬する生産者の一人です。

桜野園の松本和也さん

桜野園の茶畑がある水俣市飛石地区

 松本さんは煎茶、ほうじ茶、釜炒り茶、紅茶、烏龍茶などを作ってらっしゃいますが、そんなご縁からイベント用に紅茶ソフトクリームを作ることになりました。

 できあがったのはジャージー牛乳の濃厚さと、すっきりとした紅茶の後味の組み合わせが絶妙の絶品ソフト。イベント用だけではもったいないので、山のいぶきの直売所では定番商品としていつでも楽しんでいただけるようにしました。

 黒川温泉へお越しの際は、湯ありに松本さんの思いも詰まった紅茶ソフトをご賞味ください。

松本さんは在来種の栽培にも力を入れています。種から蒔かれた「実生」のお茶は、ミネラル分を多く含み、味が濃くなるといわれています

桜野園「さくら紅茶」の茶葉

紅茶には通常の茶葉と粉末タイプ(写真右下)があります。紅茶ソフトには、この粉末タイプを使用しています。松本さんの茶葉はこちらのサイトから購入可能 https://sakuranoen.shop-pro.jp/
■桜野園 熊本県水俣市薄原1541 tel.0966-67-1715

 


小国郷の人たち❶

そらいろのたね

佐藤寛さん・ゆみさん



「山吹色のジャージー牛乳」を使った
クリームパンが一番人気です!

 


 パン好きが縁で知り合ったお二人が、脱サラをして小国の地にパン屋を開いたのが1998年。今年で23年目になるそうです。

 パン作りに「山吹色のジャージー牛乳」を使っていただいているということもありますが、子ども同士が同級生という縁も重なり、公私ともに親しくさせてもらっています。

 木立の中に佇むおしゃれな店舗はご主人のセルフビルドですが、その技術とセンスは、わが直売所にも生かされています(笑)。

ツリーハウスのような素敵なお店です

店内には出来立てのパンが所狭しと置かれています

 週末ともなれば行列ができる人気店ですが、目指しているのは「毎日食べても飽きないパン」。

 平日で20種類ほど、週末は25種類前後のパンを焼くそうで、仕込みは毎日朝の3時半から始まるとか。なんだかこのあたりにも酪農との共通点を感じます。

 ありがたいことに、生地とカスタードクリームにジャージー牛乳をたっぷり使ったクリームパンが一番人気らしいので、こちらもお試しください。

クロワッサンやメロンパン、惣菜パンなどもあります

生地とクリームにたっぷり山吹色のジャージー牛乳が使われている人気のクリームパン

■そらいろのたね 熊本県阿蘇郡小国町西里3223-20 tel.0967-46-3666 休・水曜、木曜

 

 


黒川温泉から


毎「山のいぶき」の直売所と加工場がある
黒川温泉でお待ちしています 




 

 黒川ユカタキドリ

 ~ 2023年1月31日(火)


  黒川ユカタキドリは「入湯手形」と「浴衣レンタル」がセットでお得に楽しめる体験です。浴衣に着替えて、温泉街を巡りながら露天風呂や飲食・お土産(入湯手形が使える特典から3つ選べます)をお楽しみください。




 

 黒川温泉“熊本県産ブランド牛3種” 美食の旅

 ~ 2022年〜11月30日(水)


 黒川温泉では、2022年11月30日までの期間、「黒川温泉〝熊本県産ブランド牛3種〟美食の旅」を開催中です。本キャンペーンは、旅館の夕食時に熊本県産のブランド牛3種のうちのいずれかを楽しめるご宿泊プランです。選ぶプランによってお肉の種類が決まります。黒川温泉加盟旅館のうち13旅館が23の宿泊プランを準備しています。

2022-11-17 15:59:16

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山のいぶき通信 2022年初夏

私たち2人で、
髙村武志牧場のこと、
酪農のこと、
ジャージー牛乳のこと、
熊本のこと、
小国のことを 紹介していきます。

 

 2006年、「髙村武志牧場」と「山吹色のジャージー牛乳」をのことを知っていただくための手段として、「山のいぶき通信」の発行をスタートさせました。その後、SNSの普及に伴い、フェイスブックなどにその機能を譲りましたが、今回、あらためて印刷物で皆様に情報をお届けすることにしました。これはそのweb版です。商品とともに、私たちの思いが少しでもお伝えできればと考えています。

以前はイベントの出店などで直接皆様にお目にかかる機会もありましたが、今はコロナの影響もあり、それもままなりません。せめて年3〜4回の発行を予定しているこの通信を通じて、私たちの思いをお伝えできればと思っています。(高村武志)

搾乳や仔牛の世話、家庭のことで忙しくしている毎日ですが、3人の娘の子育てもひと段落。週末はできるだけ直売所に立つようにして、皆様のお越しをお待ちしています。ぜひ、お立ち寄りください。(髙村千帆) 

 


牧草地から


 

大型連休中は最も忙しい時期。
牧草の栄養価がピークの状態で 一気に刈り取り、
ロールにします。

 

 私たち小国地方の酪農家は、5月の連休の時期が一年で最も忙しい時期になります。牛の飼料となる牧草を収穫しなければいけないからです。

 現在、髙村武志牧場では約16ヘクタールの草原で、イタリアングラスという牧草を育てています。合わせると東京ドーム4個弱くらいの広さです。

 毎年ここに種を撒き、牧草を育て、刈り取って飼料にします。約80頭いるジャージー牛が食べる牧草を、ここで賄っています。ジャージーは体は小さめですが、ものすごく牧草を食べますから、牧草の確保は最重要課題だといっても過言ではありません。

 牧草は毎年5月、6月、8月の3回に分けて収穫しますが、5月に収穫する牧草(一番草)は特に栄養価が高く。収量も多くなります。親牛1年分の基礎の餌となるものです。特に今年は穀物飼料が高騰しているので、できるだけ栄養を牧草で摂らせたいという思いもあります。

 また、牧草は雨で濡れてしまうと、嗜好性が悪くなるだけでなく、栄養価も下がってしまいます。ですから、晴れの日が数日続くとわかったら、一気に収穫を行わなくてはいけません。天気予報を細かくチェックし、夜中まで収穫作業を行うことも多々あります。

 

 牧草は刈り取った後、「テッダー」という機械でかき混ぜながら、まんべんなく太陽の光と風が当たるように広げていきます。写真はその時のものです。

 十分に乾いたら、再度かき寄せ「ロールペーラー」という大型の機械を使ってロール状にします。出来上がったロールは、長く保存できるように真空にして、セロファンで撒きます。

3回目の収穫が終わると、牧場から出る堆肥を畑に戻し、耕し、また種を撒きます。真面目に草を作ることが、きちんと牛を飼うことなんだなとしみじみと思います。

 小国は山間地のため、広い牧草地もあれば、耕作放棄地のような狭い畑もあります。牧草を作ることで、地域の畑が荒れずに草原としての景観を維持していくことにつながっていることも、この循環型農業の意味だと確信しています。




 


直売所から


 

阿蘇へ来られた際は、
ぜひ小国まで足を延ばして、
直売所にお立ち寄りください!

 

 自社工場に併設している直売所では、出来たての牛乳やヨーグルトをお買い求めいただけるだけでなく、「山吹色のジャージー牛乳」で作ったソフトクリームもお楽しみいただけます。「濃厚で、おいしい!」とお客様にも好評です。黒川温泉で汗を流した後に、ぜひお試しください。

週末は私(=髙村千帆)が店頭に立っていますので、ジャージー牛や酪農のことなどについて聞きたいことがあったら、遠慮なくお声掛けくださいね。

古民家のような自社工場兼直売所です。店頭にはベンチもありますので、休憩にご利用ください

 

黒川温泉郷内にある直売所では、牛乳、ヨーグルト、カフェオレ、ソフトクリームがテイクアウトできます

 

 


自社農場から



5月の大型連休中に、
3000本もの自然薯の
植え付けが終了しました


 


 「山のいぶき」は、自然薯料理を楽しんでいただけるお店「やまたけ」も運営しています。場所は自社工場と同じ敷地内。黒川温泉鄕内にあります。この自然薯を栽培しているのが父(=髙村公明)。自ら生産者として、30年以上にわたって作り続けてきました。阿蘇・小国の厳しい自然環境で育った自然薯は、小ぶりながら固く引き締まり、強い粘りと濃厚な味が好評です。

春に植え付けた自然薯の畑は、秋にはこんな感じに

 

収穫した自然薯は「やまたけ」で一年中お楽しみいただけます

 

 


製造工場から


毎朝、搾りたてのジャージー牛乳を
自社の工場で低温殺菌したのち、
皆様のご家庭へ、直送しています。 


 夏場の搾乳は、毎朝6時から始まります。搾りたてのジャージー牛乳は、牧場から黒川温泉郷にある自社工場へ。65度という低い温度で、ゆっくりと30分かけて殺菌を行います。低温殺菌を行うことによって、加熱による成分変化を最小限にとどめ、牛乳本来の旨味と香りを残すためです。たんぱく質やカルシウムなどが体に吸収されやすくなり、乳酸菌も生きたままという利点も。

 一方、市販されているほとんどの牛乳で行われている、日持ちを良くするための脂肪分を均一化する加工(ホモジナイズ)は行いません。できるだけ搾りたての牛乳に近い状態でお届けするために、毎朝繰り返している工程です。

2022-06-28 21:28:30

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