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山のいぶき通信 2022年初冬

 

「クリーム和え」をご存知ですか?
小国の素朴なソウルフードです。

 

 私が住む小国では、人が集まる席でよく作られるスイーツです。

 他の地域でも「フルーツクリーム」といった名前で、給食に出されていたりもするようです。生クリームを使ったレシピもありますが、わが町の「クリーム和え」は牛乳と砂糖と小麦だけで作る素朴なもの。でも、これがたまらなくおいしい。もちろん、普通の牛乳でも作れますが、ジャージー牛乳を使うとコクが格段にアップします。

 今回は、高村家秘伝のレシピを母親に公開してもらいましたので、ぜひ試してみてください。酒宴の後のデザートにも最高です。

私の大好物です。 人が集まる席には欠かせない一品です。
ぜひ、作ってみてください。 できれば「山吹色のジャージー牛乳」で。(笑)


■材料
牛乳 1000ml
小麦粉 70g
砂糖 200g
季節のくだもの 適量


■作り方
1、小麦粉に少しずつ牛乳を加え、ダマにならないようにかき混ぜる。
2、①を鍋に移して砂糖を加えて火にかけ、とろみがつくまでまぜながら弱火で加熱する。
3、とろみが出たら火を止め、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
4、③と季節のくだものを和えれば完成。子どものおやつや食後のデザートにどうぞ。
 

 
 

牧場から


牧場は出産ラッシュ。
秋は牧草の種まきで忙しい日々。

 

 10月は出産ラッシュで、多くの子牛が生まれました。生命の誕生に立ちあう機会が増え、おのずと「いのち」について考えさせられる毎日です。

 また、秋は牧草地を耕し、来年の牧草の種をまく時期でもあります。寒くなる前に終わらせなければならない作業で、夜中にライトを付けてトラクターに乗ることもしばしばです。

 10月に生まれた子牛。口に指をやると、チュウチュウと音を立てて吸い付きます。思わず、顔がほころぶ瞬間です

 トラクターで耕し、牧草の種を撒いていきます




 


自社農場から


いよいよ年明けから
自然薯の収穫が始まります。

 5月の連休中に植えつけた自然薯も順調に育ち、蔓も生い茂っています。たくさん実ったムカゴは、自然薯料理「やまたけ」でムカゴごはんとして登場します。

 自然薯の収穫は、年明けを予定。2023年も、皆様においしい自然薯料理を楽しんでいただけそうです。ご来店を心より、お待ちしております。

蔓の下には自然薯が大きく育っています

繁茂した自然薯の蔓には、たくさんのムカゴが実っています

 


コラボな関係❶

桜野園

(熊本県水俣市)



無農薬、無化学肥料栽培の紅茶と
山吹色のジャージー牛乳の
コラボで生まれた絶品ソフト

 


 熊本県水俣市のお茶農家、「桜野園」の松本和也さんとは、ナチュラルショップ「ルーツ・ピュアリィ」(※)のイベントで知り合いました。

 4代目となる和也さんの代で農薬、化学肥料を使わない栽培方法に取り組み始め、現在では管理する2・5ヘクタールの茶畑すべてでこれを実践されています。

 さらに、このうちの8割近くは、有機肥料すら与えない無農薬・無肥料の自然栽培だといいますから、そのこだわりは筋金入りです。

 また、環境負荷への意識も高く、農作業に使う乗用の摘採機などにもバイオディーゼル燃料を使うという徹底ぶりです。エネルギッシュで熱い、私が尊敬する生産者の一人です。

桜野園の松本和也さん

桜野園の茶畑がある水俣市飛石地区

 松本さんは煎茶、ほうじ茶、釜炒り茶、紅茶、烏龍茶などを作ってらっしゃいますが、そんなご縁からイベント用に紅茶ソフトクリームを作ることになりました。

 できあがったのはジャージー牛乳の濃厚さと、すっきりとした紅茶の後味の組み合わせが絶妙の絶品ソフト。イベント用だけではもったいないので、山のいぶきの直売所では定番商品としていつでも楽しんでいただけるようにしました。

 黒川温泉へお越しの際は、湯ありに松本さんの思いも詰まった紅茶ソフトをご賞味ください。

松本さんは在来種の栽培にも力を入れています。種から蒔かれた「実生」のお茶は、ミネラル分を多く含み、味が濃くなるといわれています

桜野園「さくら紅茶」の茶葉

紅茶には通常の茶葉と粉末タイプ(写真右下)があります。紅茶ソフトには、この粉末タイプを使用しています。松本さんの茶葉はこちらのサイトから購入可能 https://sakuranoen.shop-pro.jp/
■桜野園 熊本県水俣市薄原1541 tel.0966-67-1715

 


小国郷の人たち❶

そらいろのたね

佐藤寛さん・ゆみさん



「山吹色のジャージー牛乳」を使った
クリームパンが一番人気です!

 


 パン好きが縁で知り合ったお二人が、脱サラをして小国の地にパン屋を開いたのが1998年。今年で23年目になるそうです。

 パン作りに「山吹色のジャージー牛乳」を使っていただいているということもありますが、子ども同士が同級生という縁も重なり、公私ともに親しくさせてもらっています。

 木立の中に佇むおしゃれな店舗はご主人のセルフビルドですが、その技術とセンスは、わが直売所にも生かされています(笑)。

ツリーハウスのような素敵なお店です

店内には出来立てのパンが所狭しと置かれています

 週末ともなれば行列ができる人気店ですが、目指しているのは「毎日食べても飽きないパン」。

 平日で20種類ほど、週末は25種類前後のパンを焼くそうで、仕込みは毎日朝の3時半から始まるとか。なんだかこのあたりにも酪農との共通点を感じます。

 ありがたいことに、生地とカスタードクリームにジャージー牛乳をたっぷり使ったクリームパンが一番人気らしいので、こちらもお試しください。

クロワッサンやメロンパン、惣菜パンなどもあります

生地とクリームにたっぷり山吹色のジャージー牛乳が使われている人気のクリームパン

■そらいろのたね 熊本県阿蘇郡小国町西里3223-20 tel.0967-46-3666 休・水曜、木曜

 

 


黒川温泉から


毎「山のいぶき」の直売所と加工場がある
黒川温泉でお待ちしています 




 

 黒川ユカタキドリ

 ~ 2023年1月31日(火)


  黒川ユカタキドリは「入湯手形」と「浴衣レンタル」がセットでお得に楽しめる体験です。浴衣に着替えて、温泉街を巡りながら露天風呂や飲食・お土産(入湯手形が使える特典から3つ選べます)をお楽しみください。




 

 黒川温泉“熊本県産ブランド牛3種” 美食の旅

 ~ 2022年〜11月30日(水)


 黒川温泉では、2022年11月30日までの期間、「黒川温泉〝熊本県産ブランド牛3種〟美食の旅」を開催中です。本キャンペーンは、旅館の夕食時に熊本県産のブランド牛3種のうちのいずれかを楽しめるご宿泊プランです。選ぶプランによってお肉の種類が決まります。黒川温泉加盟旅館のうち13旅館が23の宿泊プランを準備しています。

2022-11-17 15:59:16

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山のいぶき通信 2022年初夏

私たち2人で、
髙村武志牧場のこと、
酪農のこと、
ジャージー牛乳のこと、
熊本のこと、
小国のことを 紹介していきます。

 

 2006年、「髙村武志牧場」と「山吹色のジャージー牛乳」をのことを知っていただくための手段として、「山のいぶき通信」の発行をスタートさせました。その後、SNSの普及に伴い、フェイスブックなどにその機能を譲りましたが、今回、あらためて印刷物で皆様に情報をお届けすることにしました。これはそのweb版です。商品とともに、私たちの思いが少しでもお伝えできればと考えています。

以前はイベントの出店などで直接皆様にお目にかかる機会もありましたが、今はコロナの影響もあり、それもままなりません。せめて年3〜4回の発行を予定しているこの通信を通じて、私たちの思いをお伝えできればと思っています。(高村武志)

搾乳や仔牛の世話、家庭のことで忙しくしている毎日ですが、3人の娘の子育てもひと段落。週末はできるだけ直売所に立つようにして、皆様のお越しをお待ちしています。ぜひ、お立ち寄りください。(髙村千帆) 

 


牧草地から


 

大型連休中は最も忙しい時期。
牧草の栄養価がピークの状態で 一気に刈り取り、
ロールにします。

 

 私たち小国地方の酪農家は、5月の連休の時期が一年で最も忙しい時期になります。牛の飼料となる牧草を収穫しなければいけないからです。

 現在、髙村武志牧場では約16ヘクタールの草原で、イタリアングラスという牧草を育てています。合わせると東京ドーム4個弱くらいの広さです。

 毎年ここに種を撒き、牧草を育て、刈り取って飼料にします。約80頭いるジャージー牛が食べる牧草を、ここで賄っています。ジャージーは体は小さめですが、ものすごく牧草を食べますから、牧草の確保は最重要課題だといっても過言ではありません。

 牧草は毎年5月、6月、8月の3回に分けて収穫しますが、5月に収穫する牧草(一番草)は特に栄養価が高く。収量も多くなります。親牛1年分の基礎の餌となるものです。特に今年は穀物飼料が高騰しているので、できるだけ栄養を牧草で摂らせたいという思いもあります。

 また、牧草は雨で濡れてしまうと、嗜好性が悪くなるだけでなく、栄養価も下がってしまいます。ですから、晴れの日が数日続くとわかったら、一気に収穫を行わなくてはいけません。天気予報を細かくチェックし、夜中まで収穫作業を行うことも多々あります。

 

 牧草は刈り取った後、「テッダー」という機械でかき混ぜながら、まんべんなく太陽の光と風が当たるように広げていきます。写真はその時のものです。

 十分に乾いたら、再度かき寄せ「ロールペーラー」という大型の機械を使ってロール状にします。出来上がったロールは、長く保存できるように真空にして、セロファンで撒きます。

3回目の収穫が終わると、牧場から出る堆肥を畑に戻し、耕し、また種を撒きます。真面目に草を作ることが、きちんと牛を飼うことなんだなとしみじみと思います。

 小国は山間地のため、広い牧草地もあれば、耕作放棄地のような狭い畑もあります。牧草を作ることで、地域の畑が荒れずに草原としての景観を維持していくことにつながっていることも、この循環型農業の意味だと確信しています。




 


直売所から


 

阿蘇へ来られた際は、
ぜひ小国まで足を延ばして、
直売所にお立ち寄りください!

 

 自社工場に併設している直売所では、出来たての牛乳やヨーグルトをお買い求めいただけるだけでなく、「山吹色のジャージー牛乳」で作ったソフトクリームもお楽しみいただけます。「濃厚で、おいしい!」とお客様にも好評です。黒川温泉で汗を流した後に、ぜひお試しください。

週末は私(=髙村千帆)が店頭に立っていますので、ジャージー牛や酪農のことなどについて聞きたいことがあったら、遠慮なくお声掛けくださいね。

古民家のような自社工場兼直売所です。店頭にはベンチもありますので、休憩にご利用ください

 

黒川温泉郷内にある直売所では、牛乳、ヨーグルト、カフェオレ、ソフトクリームがテイクアウトできます

 

 


自社農場から



5月の大型連休中に、
3000本もの自然薯の
植え付けが終了しました


 


 「山のいぶき」は、自然薯料理を楽しんでいただけるお店「やまたけ」も運営しています。場所は自社工場と同じ敷地内。黒川温泉鄕内にあります。この自然薯を栽培しているのが父(=髙村公明)。自ら生産者として、30年以上にわたって作り続けてきました。阿蘇・小国の厳しい自然環境で育った自然薯は、小ぶりながら固く引き締まり、強い粘りと濃厚な味が好評です。

春に植え付けた自然薯の畑は、秋にはこんな感じに

 

収穫した自然薯は「やまたけ」で一年中お楽しみいただけます

 

 


製造工場から


毎朝、搾りたてのジャージー牛乳を
自社の工場で低温殺菌したのち、
皆様のご家庭へ、直送しています。 


 夏場の搾乳は、毎朝6時から始まります。搾りたてのジャージー牛乳は、牧場から黒川温泉郷にある自社工場へ。65度という低い温度で、ゆっくりと30分かけて殺菌を行います。低温殺菌を行うことによって、加熱による成分変化を最小限にとどめ、牛乳本来の旨味と香りを残すためです。たんぱく質やカルシウムなどが体に吸収されやすくなり、乳酸菌も生きたままという利点も。

 一方、市販されているほとんどの牛乳で行われている、日持ちを良くするための脂肪分を均一化する加工(ホモジナイズ)は行いません。できるだけ搾りたての牛乳に近い状態でお届けするために、毎朝繰り返している工程です。

2022-06-28 21:28:30

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